6月30日は日本各地でも夏越祓いの神事で茅の輪くぐりが行われているが、千住大橋の南詰めにある、スサノウ神社での様子である。
その昔、素戔嗚尊が旅に出たときに宿に困ってた折に、蘇民将来がその難儀を救ったことにより、素戔嗚尊の教えにより茅の輪を下げる事により災難を逃れた事が、子孫末代までが出来たという故事によるもので、茅の輪くぐりの神事が伝わったという。
茅の輪をくぐるにも作法があって、最初に茅の輪の前で一礼をし、左側から茅の輪をくぐり、正面に戻って一礼して、今度は右側へ茅の輪をくぐって正面で一礼、そしてもう一度左側を廻って一礼した後に、茅の輪をくぐって神前に向かっていって参拝するという。
京都では、三角形の外郎(ういろう)の上に甘い小豆を載せた、水無月という和菓子を食べるという風習があり、和菓子屋の店先には「水無月あります」との張り紙がでるという。
堀の内公園(足立区堀之内2丁目1番1号)には、古代へのロマンに繋がる淡いピンク色の古代(大賀)蓮が咲いている。
昭和26年(1951年)に東京大学検見川厚生農場(現・東京大学検見川総合運動場)の落合遺跡で、地下約6mの泥炭層から2000年以上前の古代のハスの実が発掘された。そして、植物学者でハスの権威者である大賀一郎博士(当時・関東学院大学非常勤講師)が発芽育成を試みたところ、そのうちの1粒だけが育成に成功し、翌年の1952年(昭和27年)7月18日にピンク色の大輪を咲かせた。このニュースは国内外に報道され、同年11月17日付米国ライフ誌に「世界最古の花・生命の復活」として掲載され、博士の姓を採って「大賀ハス」と命名された。日本各地は元より世界各国へ根分けされ、友好親善と平和のシンボルとしてその一端を担っている。足立区でも、平成9年にこの大賀ハスの寄贈・分植をしたものが育ている。
今日は押部阿弥陀院(鹿浜七丁目)で江戸時代から続く行事「百万遍(ひゃくまんべん)」の伝統行事を体験してきた。
百万遍とは、個人が念仏を7日間(もしくは10日間)のうちに100万回唱えることで目的が成就されるとされているが、複数の人間が同時同音で念仏を唱えることによって互いの念仏の功徳を融通することが出来るとする考え方で(例えば、10人が10万回の念仏を同時に唱えることが出来れば、10×10万=100万となり100万回念仏を唱えたのと同じ効果があるとするものである。
日本には平安時代に伝来された、浄土教の流行とともに盛んになり。元弘元年(1331年)、後醍醐天皇の命を受けた京都にある知恩院の善阿が7日間にわたって百万遍念仏を行って達成させ、疫病を鎮めたとされている。
押部阿弥陀院のある鹿浜(押部)の地域では、江戸時代から第二次世界大戦前まで 、毎年5月28日に鹿浜(押部)の人たちが各家々を順番に訪れ、家の前で直径4から5メートルに及ぶ大数珠を回しながら念仏を唱える行事が、1940年(昭和15年)ごろまで継承されていたが、戦争を契機に中断されてしまった。しかし昭和30年代に入って復活し、昭和58年12月には足立区民俗文化財に指定された。
現在は家々を回る方式ではなく、5月28日に近い日曜日に、押部阿弥陀院の境内に押部文化保存会を中心とした地域の人たちが集まってこれを行ない、伝統文化を継承している。
今日は建築関係の人達の太子講が、入谷の源証寺の太子堂で行われた。
一月と五月、そして九月の22日に太子講が行われている。太子とはもちろん聖徳太子のことだが、建築関係者は世界最古の木造建築物である法隆寺建立を手掛けた聖徳太子にあやかり、「太子講」と名付け、聖徳太子の立像を奉り、工事の安全・商売繁盛を祈願している。聖徳太子を優れた工芸技能者を育成したことから、職人は太子を守護神としてお祀りして太子講の日には、聖徳太子の掛け軸が護摩の火にかざされる。
源証寺の太子堂は聖徳太子像(高さ90センチ・一般公開していない)をまつる堂である。この太子堂は区内では唯一のもので、火除け・安産・芸事・商売繁盛に御利益があるとされている。創建は、正徳年間(1711年から1716年)と伝えられ、江戸時代の建築様式を留めており足立区登録文化財である。
5月15日はお祭り日和です。綾瀬の駅の東口を出るとすぐに祭囃子が聞こえてきました。綾瀬北野神社では、5月の中日に疫病封じのお祭りがおこなわれている。
この日に 病人が平癒を願うとよくなると言い伝えられている。「春の小祭(こまつり)」と言われ「しょうさい」と地元の人達はいう。 戦前までは、金色の雌雄の獅子頭を担いで、村中を練り、疫病退散を願った。
体調不良の人は、この日に参拝して回復を願い、さらに撫牛の所で自分の病んでいる同じ場所をさすって快方に向かうを念じている。
最近は「学業成就・町内安全」の要素が加えられ、個人の為のお祭りというよりは、地域での祈願という感じだったお祭になってきたようです。